この記事では、次のことが解決できます:
- ・何度抜いても出てくるスギナにどう対応?
- ・いつ、どんな除草剤を使えば効果的なの?
- ・実際に効果があった方法を知りたい
スギナとは?
スギナは、ただの雑草とは違います。
地上の茎を刈っても、地下に広がる「地下茎」が残っていて、そこからどんどん再生してきます。
私自身も、何度耕しても、草刈りをしても、しばらくするとまた出てくるスギナに悩まされていました。
知人から「耕してもムダだよ」と言われ、本気で対策を考え始めたのがきっかけです。
農薬会社と相談し効果的な方法を実践
スギナを本気で防除するには、一般的な除草剤では不十分だと分かりました。
そこで農薬会社に相談し、紹介されたのが塩素酸塩を成分とする粒状除草剤です。
これを適切な時期に使ったことで、明らかに発生量が減り、翌年の管理がかなり楽になりました。
塩素酸塩粒剤とは?
塩素酸塩粒剤について整理します。
項目 | 内容 |
---|---|
有効成分 | 塩素酸塩 |
効果の仕組み | 茎葉から吸収され、植物内で酸素を発生 → 細胞破壊・枯死 |
対象雑草 | スギナ、ススキ、チガヤ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ など多年生雑草に強い |
使用場所 | 非農耕地、休耕田、水稲刈跡、水田畦畔、「きく」収穫後など |
使用量の目安 | 10アールあたり40〜50kg |
最も効果的な使用時期
私も最初は半信半疑でしたが、夏場ではなく冬でした。
おすすめは「12月〜3月」
この時期は、スギナがまだ地表に出ていない越冬芽の状態です。
ここに薬剤をしっかり効かせることで、春の芽吹きを抑えることができました。
つくしが出る前まではギリギリOK。
夏場は効果が落ちる
一方、夏場(6〜8月頃)に試してみた時、思ったほどの効果は得られませんでした。
具体的には、散布しても知らぬ間に再生していて農薬代金がもったいない状況に。。。
使用できる製品例
代表的な塩素酸塩粒剤と、おすすめの農薬を記載します。
- クロレートS
- クサトールFP粒剤(おすすめ)
- クサトールZ粒剤
水稲刈跡に水田畦畔にて使用したかったため。
まとめ
スギナを本気で退治したいなら、
夏に草刈りするより、冬に除草剤をまく方がはるかに効果的です。
私自身、耕しても草刈りしてもダメだったのに、
「冬に塩素酸塩粒剤を適切に使う」ことで明らかな変化を感じました。
来年こそ、スギナとの戦いに終止符を打ちたい。
そんな方の参考になれば幸いです。