この記事では、次の疑問が解決できます。
- 秋まきホウレンソウって何が違うの?
- プランターで栽培って難しくないの?
- 発芽率を上げるために必要な作業って?
冬のホウレンソウは、寒さに耐えることで甘さが増します。
特に霜が降りると水分を放出し、糖分が凝縮されるため、びっくりするほど甘い!
さらに、ビタミンCも夏の約3倍にアップすると言われています。
この記事では、そんな「秋まきホウレンソウ」を10月から2月までの栽培スケジュールに沿って解説していきます。
栽培スケジュール(10月〜2月)
10月~2月で「秋まき」と言われる栽培時期です。
秋まきホウレンソウは、寒さと共に育ちます。
月 | 作業内容 |
---|---|
10月 | 資材準備/種購入/前処理/種まき/水やり管理 |
11月 | 1回目の間引き |
12月 | 2回目の間引き/越冬準備 |
2月 | 収穫(霜にあたって甘さアップ) |
栽培方法
栽培方法を整理します。
ホームセンター等で種を買います。
種が古いと、発芽率が下がるので種苗店の方が、オススメです。
種まき前日、種を水に浸して、冷蔵庫に入れます。
種皮が硬く吸水しにくいので、このひと手間を加えることで発芽率がグンと上がります。
多くの失敗原因は、この作業を省いて直接まいてしまうことがあげられます。
深さ約1cmで種をまきます。
土を被せて、水をかけます。
水をかけた後に、土が流れて種が見えてしまったら、必ず直します。
この2週間に土を乾燥させてしまうと、発芽率が低くなります。
たっぷりの水を上げてください。
重なっているホウレンソウを抜きとります。
生育の速度に影響してくるので思い切って抜きます。
約4cm間隔で抜き取ります。指3本が目安とも言われます。
残りは、霜にあてて越冬させます。
収穫目安は2月です。
越冬させたホウレンソウです。追肥を全くしない場合これくらいの大きさです。
地を這う(ロゼッタ状)ことで寒さをしのいでいます。
大きいものから収穫します。
バター炒めなど、絶品です。
ホウレンソウとは?基本情報
基本情報を整理します。
項目 | 内容 |
---|---|
学名 | Spinacia oleracea |
科名 | ヒユ科 |
植物タイプ | 長日植物 |
発芽適温 | 15〜20℃(25℃以上で発芽率低下) |
生育適温 | 15〜20℃(暑さに弱い) |
主な品種分類 | 東洋種・西洋種・交雑種 |
よくある質問(FAQ)
Q. 春まきと何が違うの?
→ 種をまく時期と収穫時期が違います。
種まき | 収穫 | 種まきの種類 |
---|---|---|
2月〜5月 | 4月〜7月 | 春まき |
6月〜9月 | 8月〜11月 | 夏まき |
10月〜3月 | 12月〜5月 | 秋まき |
Q. 越冬って必要?
→ 秋まきは越冬させることで甘さが増し、栄養も豊かになります。冬の寒さが一番大切です。
Q. 追肥は必要?
→ 基本的には不要です。土の養分で十分育ちますが、心配な場合は収穫前に少量与えても◎
まとめ
ホウレンソウの秋まき栽培は、「冬にしか味わえない甘さ」が魅力!
プランターでも十分育ち、コツは発芽前の“冷蔵庫ひと手間”と間引きのタイミングだけ。
寒さを乗り越えて甘く育つホウレンソウ、あなたもぜひ育ててみてください!