トマトを育てたいと考えたら、まずはミニトマトから挑戦するのがおすすめです。
育てやすさと収穫量の多さから、初心者でも成功しやすいのが魅力です。
自宅の庭やベランダで、真っ赤な果実がたわわに実った時の感動は、一度経験したら忘れられません。
この記事では、その喜びを味わうためのミニトマトの栽培方法や注意点について詳しく解説します。
栽培時期
5月~10月
栽培方法
ホームセンター等で苗を買います。
赤色や黄色、気になる色を選んでOK。
畑に植える人は「接木苗」がオススメです。
買ってきた苗をポットから外し、植付けます。
植えた後はたっぷりと水をあげます。
支柱を1本立てて、苗をしっかりと支えるために誘引しましょう。今回紹介する方法は、初心者にもおすすめの「1本仕立て」です。
これは、1番早く伸びている枝を1本に絞って、その1本を高く伸ばし、果実を収穫する方法で、管理がしやすく、作業も簡単です。
誘引作業は成長が進むにつれて定期的に必要になりますので、誘引バサミなどの道具をあらかじめ用意しておくと便利です。
特に、強風などで茎が折れると回復が難しくなるため、早めにしっかりと支柱に固定してあげることが重要です。
1番最初に咲いた花を切除します。
この時期は、植物が根や幹に栄養を集中させることが重要です。
花に栄養が取られる前に切除することで、後々の生育が良くなります。
切除するのはもったいないと感じるかもしれませんが、ここでの処理が、今後の成長に必要な基盤をしっかりと整えることができるため、必ず実行してください。
葉と茎の付け根から、小さな新芽がでてきます(わき芽)。
成長に大切な養分を使ってしますので、見つけ次第摘み取りましょう。
最初の果実(第一果房)が着いたら追肥をします。
ミニトマトの摘心は、主に次の2つの目的で行われます。
- 収穫量の調整: 摘心を行うことで、栄養を果実に集中させ、大きい果実を収穫することができます(こちらが1番の目的ですね)。
- 樹勢の管理: 余分な枝を取り除くことで、樹勢をコントロールできます。
ミニトマトの摘心は、草丈が目標の高さに達したときに行います。一般的には1.5mから2m程度で摘心します。これにより、上部の成長を抑え、側枝の発生を促します。
私の目安ですが、自分の身長より高くなったら止めるのがベストです。
摘心は、ハサミや手で上部の生長点を摘み取ります。このとき、2~3枚の葉を残して摘むと良いでしょう。
2〜3枚の葉を残す理由は、まだ光合成により養分を作ってもらうためです。まだまだ働けるということですね。
真っ赤に色づいたものから行います。
特に、茎の近くから順に赤くなるので、全体が鮮やかに色づいたら収穫のタイミングです。
お好みのタイミングで収穫できますが、完熟すると甘みが増しますので、少し時間をかけて完熟させるのがオススメです。
ミニトマトとは?
- 学名(Solanum lycopersicum)
- ナス科
- 発芽適温20℃〜25℃
- 生育適温20℃〜30℃