米ナス栽培(プランター)

米ナスは、家庭菜園で挑戦しやすい品種の一つです。普通のナスと比べてサイズが大きく、肉厚な果肉が特徴です。お店でも見かけることが増えてきましたが、自宅でも手軽に育てることができます。

この記事では、初心者でも簡単にできるナスの栽培方法を詳しく解説していきます。

栽培時期

5月〜10月

栽培方法

資材準備(5月)

苗を購入する前に、栽培する上で必要最低限の資材を準備します。
次のリンクに整理しましたので、参考までにご覧ください。

苗を買う(5月)

ホームセンター等で苗を買います。

1番目の花が咲いている苗は直ぐに植える必要があるので注意。

植付け(5月)

苗をポットから外して植付けます。

ポイントは浅く植えること(浅植)。

最後に水をたっぷりあげます。

生育確認(5月)

根が土に活着し、育ってきました。

植付け後の一番のポイント(5月)

栽培のポイントとして、毎日少しずつ水やりを行うことが大切です。

特に夏場は水を切らさないように注意しましょう。水不足になると、成長が著しく低下する恐れがあります。

一番花の切除(5月)

最初に咲いた花は切除しましょう。

この作業を行うことで、株に栄養が行き渡り、後々の生育が良くなります。最初はもったいないと感じるかもしれませんが、長期的には効果的です。

Before
After

支柱を1本立てる(5月)

植付けた苗の横に支柱を立てます。

苗と支柱を結び、完成です。

真っ直ぐに苗が伸びることに加えて、風で苗が折れないため必ず実施します。

土寄せ(6月)

ナスの根が盛り上がってきたので、土を寄せてあげます。

畑の場合は、周辺の土を寄せるので「土寄せ」と言います。

プランターの場合は、上から土を追加で入れるだけです。

苗屋で購入した赤土を混ぜたので、濃い土ですが、市販の培養土で問題ないです。

Before
After

開花の確認(6月)

開花すると、いよいよ実がつく時期に近づいてきます。

受粉が成功すると、数日後には小さなナスの実が見え始めます。

この時点で、株全体のバランスを見ながら、葉の剪定や不要な枝の整理を行い、ナスに十分な日光が当たるようにします。

特に開花後は複数の花が咲きますが、1つの枝に1つの花になるように他の花は切除してください。

そうすることで、大きく実ります。

追肥(6月)

ナスの栽培において、追肥は非常に重要なポイントです。

項目内容
タイミング・開花後が初回の追肥。
・その後、2〜3週間ごとに追肥を繰り返し、成長に応じて追加。
注意点・株元から少し離れた場所に施肥(プランターの縁の近く)
・根に直接触れると枯れる可能性がある。
・土に軽く埋め込み、たっぷり水を与えて土に馴染ませると効果的。

収穫(随時)

ナスが順調に育ち、実が大きくなってくると、いよいよ収穫の時期が訪れます。

午前中の朝型に収穫すると、みずみずしいナスが収穫できるのでオススメです。

米ナスとは?

  • 学名: Solanum melongena var. esculentum
  • 科: ナス科
  • 発芽適温: 20℃〜25℃
  • 生育適温: 20℃〜30℃

普通のナスとの違い

特徴ナス米ナス
学名Solanum melongenaSolanum melongena var. esculentum
形状細長い丸くて大きい
濃い紫色濃い紫色
柔らかく、癖のない味肉厚でしっかりした食感