もうすぐ収穫だと思っていた柿が黒くなっているのを見かけたことはありませんか?
私も大切に育てていた柿がすす病にかかり、収穫前にがっかりした経験が何度もあります。
この症状は「柿のすす病」である可能性が高いです。
この記事では、すす病の詳細と、すぐにできる緊急対応策と、次回に向けた予防策について整理します。
緊急対応策
すす病がすでに発生している場合、今すぐに実践できる対策をいくつか紹介します。
- 農薬散布(ベルクート水和剤)
すす病が広がりを見せている場合、ベルクート水和剤のような農薬を散布することで、症状の進行を抑えることが期待できます。すす病だけでなく、害虫の発生を抑えるためにも効果的です。ただし、収穫時期が近い場合は農薬の使用に注意が必要です。私も1番それを気にしました。 - 拭き取り
家庭菜園で育てている場合、すす病の症状が軽い場合は、果実や葉を拭き取るのが早い解決策です。カビが果実に広がる前に、やさしく拭き取って被害を最小限に抑えます。すす病が初期段階の場合、これが最も即効性のある方法かもしれません。
予防策
次回の収穫に向けて、事前に取り組むべき長期的な予防策としては以下の方法があります。
カイガラムシやアブラムシなどの害虫が、すす病の原因となる分泌物を出します。これを予防するために、害虫に効果のある農薬を定期的に散布することが重要です。次回の栽培時期には、次のような農薬を使用することを検討してください。
- アブラムシ対策:オルトラン水和剤など
- カイガラムシ対策:マシン油乳剤など
まとめ
柿のすす病は、発症後の対応が限られていますが、緊急対応策として拭き取りや農薬散布で進行を抑えることができます。次回に向けては、予防策として害虫対策や風通しを良くする剪定を行うことが効果的です。大切に育てた柿を健康に保ち、次の収穫時にはすす病に悩まされることがないように、今からしっかり準備をしていきましょう。