この記事では次のことがわかります
- PLUコードがなぜないのか?
- PLUコードがない時のバナナの見分け方
スーパーマーケットでバナナを手に取ると、シールに4桁や5桁の番号(PLUコード)が書かれていることがあります。この番号から「オーガニックかどうか」がわかると話題ですが、「そもそも番号が書いていないバナナはどう判断するの?」という疑問を持った方も多いはず。
この記事では、PLUコードの表示義務の有無と、表示がない場合の判断方法をわかりやすく解説します。
1. PLUコードがなぜないのか?
PLUコード(Price Look-Upコード)は、果物や野菜などの生鮮食品に付けられる世界共通の番号です。
この番号には「通常栽培」「遺伝子組み換え」「オーガニック」などの栽培情報が含まれており、消費者にとっても貴重な手がかりになります。
しかし、PLUコードの使用は任意であり、表示義務はありません。
聞いた当初、私は衝撃でした。
2. 表示がない場合はどう判断する?
PLUコードが記載されていない場合でも、バナナがオーガニックかどうかを見分ける方法はあります。
以下のポイントを参考にしてみてください。
■ パッケージの表示をチェック
- 特に有機JASマークがついていれば、日本国内で認証されたオーガニック製品です
- 「オーガニック」「有機栽培」などの表記もヒントになります
■ 売り場のポップや値札を確認
- スーパーの棚に「有機」「減農薬」などの情報が書かれていることがあります
- 特にバラ売りの果物では、ラベルの代わりに棚表示に注目
■ 輸入業者やブランド名から調べる
- 輸入バナナは「ドール」や「チキータ」などブランド名がわかることも多く、公式サイトに栽培方法が掲載されているケースもあります。
- 原産国と輸入者名がわかれば、直接問い合わせることも可能です。
3. PLUコードがない場合のまとめ
簡単に表で整理します。
判断方法 | チェックポイント |
---|---|
パッケージ表記 | 有機JASマーク、オーガニックの文字 |
売り場の情報 | 棚の表示・値札に記載された栽培方法 |
ブランド調査 | 公式サイトや問い合わせで確認 |
よくある質問(Q&A)
Q1. PLUコードがないバナナは買わない方がいい?
A. 必ずしもそうではない。
PLUコードが貼られていない=品質が悪い、というわけではありません。単にシールを貼っていない場合や、パッケージ全体で管理されていることもあります。売り場の表示やブランド情報を確認すれば、安全性や栽培方法をある程度見分けられます。
Q2. 「94011」や「4011」などの数字に意味はあるの?
A. あります。詳しくは他の記事に整理しました!
- 「4011」=通常栽培のバナナ
- 「94011」=オーガニック(有機栽培)
- 「84011」=遺伝子組み換え(GMO)
という意味になります。数字の最初に「9」が付くとオーガニック、「8」が付くとGMOと覚えると便利です。
Q3. PLUコードは日本でも共通?
A. 国際共通です。
PLUコードはIFPS(国際青果物標準機構)によって管理されており、日本でも広く使われています。ただし、表示は任意なので、日本国内で販売される青果すべてに貼られているわけではありません。
Q4. バナナの「見た目」でオーガニックかどうかは判断できる?
A. 一部の特徴はありますが、確実とはいえません。
オーガニックバナナはやや色がくすんでいたり、サイズにばらつきがあることもありますが、一般の人が見た目だけで判断するのは難しいです。やはり「表示やパッケージ」を確認するのが確実です。
まとめ:番号がなくても「情報の目」は持てる
PLUコードが貼られていないからといって、安全性がまったく不明なわけではありません。表示や説明をよく読むこと、ブランドに注目することで、十分に信頼できる情報が得られます。
番号に頼りすぎず、表示全体を“読む力”をつけることが、安心・安全な買い物への第一歩です。
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