この記事では、次の疑問が解決できます。
- プランターでニラって育てられるの?
- 種から始めるには何が必要?
- 美味しく収穫するまでにどれくらいかかる?
安くて家計の味方であるニラ。
実はとっても生命力が強く、1度植えれば毎年収穫が楽しめるコスパ最強野菜。
個人的には1番オススメです。
この記事では、そんなニラを「種から育てる方法」を月ごとにわかりやすく解説します。
もちろんプランター栽培にも対応しているので、ベランダ菜園でもOKです!むしろプランターの方が育てやすかったです(笑)
栽培カレンダー(3月〜翌年5月)
次のとおりです。
月 | 作業内容 |
3月 | 種を購入する |
4月 | 種まき/発芽確認 |
6月 | 土寄せを行う/株を育てる |
7月〜11月 | 水やり・追肥を続ける |
12月 | 地上部が枯れる(休眠期) |
翌4月 | 古い葉を全て刈り取る |
翌5月〜 | 若葉を収穫(本格的な収穫期) |
栽培方法(月毎に解説)
目安ですが月毎の作業を解説します。
■ 3月|種を買う
ホームセンターでは販売数が少なく、古い種が混じっていることもあるので要注意。
ネット通販で新鮮な種を購入するのがオススメです。
私はこのタイプを好んで使ってます。香りがとても良く、発芽率も安定しています。

■ 4月|種まきと発芽の準備
ニラの発芽適温は20℃前後。寒冷地では保温のためにビニールカバーを使うのが効果的です。
私は、透明なゴミ袋を被せていた時もありました。効果的なで簡単なので家庭菜園にはオススメです。
- プランターは長方形が管理しやすくオススメ
- 条まき(すじ状にまく)で後に間引き
- 土は市販の野菜用培養土でOK
発芽まで約10日ほど。しっかり水やりをしつつ、日当たりも確保して育てましょう。
■ 4月中旬|生育確認と間引き
芽が出てきましたね。元気なものを残して間引きを行います。

また、10〜20cmに育ったタイミングで植え替えるのが理想ですが、忘れてしまっても大丈夫です。
私も忘れた人ですが、むしろ根が強くなって翌年の生育が旺盛でした。
この段階から追肥も少しずつ始めると、後の成長がスムーズになります。
■ 6月|土寄せ(株を大きくする)
この時期は株を太らせるための大事な期間。
根元に土を寄せて、倒れないように支えます。
3回ほどに分けて少しずつ行うのがコツです。
この年は収穫せずに、株の成長を優先しましょう。
無理に収穫すると、翌年に影響が出ます。

■ 12月|地上部が枯れる(自然なサイクル)
冬になるとニラは自然と枯れて休眠に入ります。
この見た目に驚いて抜いてしまう人もいますが、根っこはしっかり生きています。
私は「あ、枯れた。失敗した。」と思って、最初のころは捨ててしまった苦い記憶があります。。
春まで静かに待ちましょう。
写真の時は少しサビ病も出ましたね。

■ 翌年4月|最初の葉を全て刈り取る
春になって最初に伸びた葉は、前年のエネルギーを使って出たもので、やや硬く美味しくありません。
このタイミングで全て刈り取ってリセットします。
写真は刈り取ってから10日後。
ここからがいよいよ収穫本番です!

■ 翌年5月〜|収穫スタート!
若く柔らかい葉がどんどん伸びてきます。長さ5cm以上になったら収穫のタイミングです。
収穫後に追肥をすれば、また新しい葉が出てきて繰り返し楽しめます。
ニラの生命力の強さには、毎年驚かされます。

ニラとは?|基本情報
そもそもの基本を整理します。
項目 | 内容 |
学名 | Allium tuberosum |
科名 | ヒガンバナ科 |
発芽適温 | 約20℃ |
生育適温 | 20〜25℃ |
栽培難易度 | ★☆☆☆☆(初心者向け) |
ニラを育てるメリット
メリットは次の3つです。
- 長く楽しめる:2年目から収穫でき、毎年育つ
- コスパ最強:市販よりはるかに安く、香りも抜群
- プランターOK:場所がなくても手軽にスタートできる
よくある質問(FAQ)
Q. 1年目に収穫しないとどうなる?
→ 株をしっかり育てることが目的なので、収穫は我慢しましょう。
Q. ベランダでも育てられますか?
→ 十分可能です。日当たりが良ければ、プランターでも元気に育ちました。
Q. 水やりの頻度は?
→ 土が乾いたらたっぷり。常に湿らせるのではなく「乾いたら水やり」が基本です。私の場合2日に1回でした。
まとめ
ニラは家庭菜園初心者にぴったりの野菜。
最初の1年は収穫なしですが、その分2年目からの成長と収穫の楽しさは格別です。
何より、毎回の食卓で使えるのがうれしいポイント。薬味や炒め物、鍋にもぴったり。
ぜひあなたも、この春からニラ栽培にチャレンジしてみてください!