ブロッコリー栽培(9月植え)プランター

「ブロッコリーってプランターでも育てられるの?」と思うかもしれませんが、十分に可能です。

ポイントは、植付け直後にアオムシなどから成長点を守ることです。

採れたてをさっと茹でると、茎まで柔らかく、驚くほど甘みが増します。

この記事では、ブロッコリーの栽培方法や注意点を詳しく解説し、自宅で育てる楽しさをお届けします。

栽培時期

9月~12月で、「夏まき」と呼ばれる栽培時期です。

なお、「春まき」は2月3月頃が植付けスタートです。

栽培方法

資材準備(9月)

苗を購入する前に、栽培する上で必要最低限の資材を準備します。
次のリンクに整理しましたので、参考までにご覧ください。

苗を買う(9月)

ホームセンターで苗を買います。

複数のブロッコリーを買う際は、早生種と晩生種の2種類を購入するのがおすすめです。

理由は、同じ時期に収穫する品種を選ぶと冷蔵庫のスペースを多く占有してしまうためです。

もし同じ系統の品種を育てる時は、植付けのタイミングを約10日ずらすことをオススメします。

植付け(9月)

苗を植える際には、根がしっかりと土に覆われるように、やや深めに植えます。

根が浅いと、風や水不足で倒れやすくなるため、しっかりと根を張らせるためにも、植えた後は土を軽く押さえて安定させましょう。

植付け後は、苗が定着するまでしっかりと水を与えます。

土が乾燥しすぎないように注意し、定期的に土の状態を確認しましょう。

特に、植付け後の数週間は根の発育が進む時期なので、水やりを怠らないようにします。

防虫ネット(9月)一番重要

苗の中央「成長点」を食害から守るため、防虫ネットを設置。

生育初期の食害は成長を低下させ、失敗原因の8割を占めています。

家庭菜園の場合、農薬散布より防虫ネットがオススメです。

追肥(10月)

1回目の追肥(2回目は収穫後)。

肥料が多かったり、頂花蕾ができてから肥料をあげると花茎空洞症になります。

収穫(11月)

握り拳の大きさになったら収穫です。

少し小さい?くらいで収穫した方が柔らかく美味しいです。

スーパー等では並ばない大きさのため、是非。

収穫が遅れると、つぼみが膨らんで、黄色の花が咲きます。

味も食感も低下するので忘れずに収穫します。

収穫の方法

ブロッコリーの収穫方法についてよく質問をいただくので、ここで簡単にご紹介します。

私は包丁を使って収穫します。

横から包丁をしっかりと入れることで綺麗に切れます。

少量ずつ使う場合は、1つ1つ収穫しても鮮度が落ちないので便利です。

収穫後の管理

中心の花蕾を収穫した後でも、側枝から小さなブロッコリー(側枝花蕾)が次々と育つため、継続的に収穫することができます。

これにより、一度の収穫だけで終わるのではなく、長期間にわたって収穫を楽しむことが可能です。側枝花蕾は中心のものに比べて小ぶりですが、料理にも十分使えるサイズです。ハサミで収穫できるので、側枝花蕾の方が便利です。

良いブロッコリーの写真ではありませんが、参考までに掲載します。

ブロッコリーとは?

ブロッコリー(学名:Brassica oleracea var. italica)は、アブラナ科に属する野菜で、食用部分は主に花蕾(つぼみ)です。鮮やかな緑色と豊富な栄養価で知られ、ビタミンCや食物繊維が多く含まれており、健康的な食事に欠かせない存在です。

主要項目

  • 学名:Brassica oleracea var. italica
  • 科名:アブラナ科
  • 発芽適温:15℃〜20℃
  • 生育適温:15℃〜25℃