「ブロッコリーってプランターでも育てられるの?」と思うかもしれませんが、十分に可能です。
ポイントは、植付け直後にアオムシなどから成長点を守ることです。
採れたてをさっと茹でると、茎まで柔らかく、驚くほど甘みが増します。
この記事では、ブロッコリーの栽培方法や注意点を詳しく解説し、自宅で育てる楽しさをお届けします。
栽培時期
9月~12月で、「夏まき」と呼ばれる栽培時期です。
なお、「春まき」は2月3月頃が植付けスタートです。
栽培方法
苗を購入する前に、栽培する上で必要最低限の資材を準備します。
次のリンクに整理しましたので、参考までにご覧ください。
ホームセンターで苗を買います。
複数のブロッコリーを買う際は、早生種と晩生種の2種類を購入するのがおすすめです。
理由は、同じ時期に収穫する品種を選ぶと冷蔵庫のスペースを多く占有してしまうためです。
もし同じ系統の品種を育てる時は、植付けのタイミングを約10日ずらすことをオススメします。
苗を植える際には、根がしっかりと土に覆われるように、やや深めに植えます。
根が浅いと、風や水不足で倒れやすくなるため、しっかりと根を張らせるためにも、植えた後は土を軽く押さえて安定させましょう。
植付け後は、苗が定着するまでしっかりと水を与えます。
土が乾燥しすぎないように注意し、定期的に土の状態を確認しましょう。
特に、植付け後の数週間は根の発育が進む時期なので、水やりを怠らないようにします。
苗の中央「成長点」を食害から守るため、防虫ネットを設置。
生育初期の食害は成長を低下させ、失敗原因の8割を占めています。
家庭菜園の場合、農薬散布より防虫ネットがオススメです。
1回目の追肥(2回目は収穫後)。
肥料が多かったり、頂花蕾ができてから肥料をあげると花茎空洞症になります。
握り拳の大きさになったら収穫です。
少し小さい?くらいで収穫した方が柔らかく美味しいです。
スーパー等では並ばない大きさのため、是非。
収穫が遅れると、つぼみが膨らんで、黄色の花が咲きます。
味も食感も低下するので忘れずに収穫します。
ブロッコリーの収穫方法についてよく質問をいただくので、ここで簡単にご紹介します。
私は包丁を使って収穫します。
横から包丁をしっかりと入れることで綺麗に切れます。
少量ずつ使う場合は、1つ1つ収穫しても鮮度が落ちないので便利です。
中心の花蕾を収穫した後でも、側枝から小さなブロッコリー(側枝花蕾)が次々と育つため、継続的に収穫することができます。
これにより、一度の収穫だけで終わるのではなく、長期間にわたって収穫を楽しむことが可能です。側枝花蕾は中心のものに比べて小ぶりですが、料理にも十分使えるサイズです。ハサミで収穫できるので、側枝花蕾の方が便利です。
良いブロッコリーの写真ではありませんが、参考までに掲載します。
ブロッコリーとは?
ブロッコリー(学名:Brassica oleracea var. italica)は、アブラナ科に属する野菜で、食用部分は主に花蕾(つぼみ)です。鮮やかな緑色と豊富な栄養価で知られ、ビタミンCや食物繊維が多く含まれており、健康的な食事に欠かせない存在です。
- 学名:Brassica oleracea var. italica
- 科名:アブラナ科
- 発芽適温:15℃〜20℃
- 生育適温:15℃〜25℃