カブは初心者でも育てやすい野菜で、冬の間も収穫できる便利な食材です。
適切なタイミングで種をまくことが重要で、特に寒くなる前に根がしっかりと活着することで元気に育ちます。
栽培時期
9月〜2月
栽培方法
ホームセンター等で種を買います。
10月や11月に種をまく場合は、ビニールや切ったペットボトルを被せると、加温がきいて発芽しやすいです。
今回は通常の種まきとは違う方法です。
通常は、1つの鉢に3箇所穴を掘り、それぞれの穴に対して3つの種を入れます。
今回は、丸く穴を掘り、パラパラと撒いていきます。
種をまいた後は、軽く土をかぶせ、手で優しく押さえて安定させます。
その後、たっぷりと水をあげて、土が均等に湿るようにします。
発芽は、成功に向けた最初のステップです。
発芽が揃うことにより、成長が均一になり、収穫時期も揃いやすくなります。
発芽率を高めるためには、適切な温度、湿度、そして土壌環境が重要です。
約10日であっという間に大きくなります。
この作業の有無が成功を左右します。
ポイントは隙間を作らないようにすること。
アオムシやコナガなどの害虫は小さな隙間からも侵入するため、特に注意が必要です。
鉢の場合、支柱を使わなくてもネットが鉢の縁に支えられるため、そのまま設置しても問題ありません。
参考までに防虫ネットについて整理した記事のリンクを貼り付けます。
本葉が2〜3枚になった段階で、最初の間引きを行います。間引きは、実を大きく成長させるために欠かせない作業です。
間引きをすることで、根の成長スペースが確保され、競争が減り、健康で大きな実を収穫することが可能になります。
指でつまんでそっと引き抜くのが1番簡単です。
- 1回目の間引き
本葉が2〜3枚出たタイミングで行います。この時点では、1か所に生えている苗を2本に絞り、元気のない苗や生育が遅いものを優先して抜きます。 - 2回目の間引き
本葉が5〜6枚になる頃に2回目の間引きを行い、1か所1本だけになるように間引きます。この段階では、しっかりとした成長の良い苗を残すようにします。
間引きをした後は、残した苗が倒れないように株元に軽く土寄せを行います。
これにより、根がしっかりと土に定着し、風や雨の影響を受けにくくなります。
間引いた苗はサラダやお浸しとして食べることができ、風味豊かな食材として無駄なく活用できます。
間引き後、葉が成長し始めたら追肥を行います。カブはリン酸が不足すると生育が悪くなるので、肥料を少し追加することで、根の肥大を促進します。
カブの大きさが5〜7cmほどになったら収穫のタイミングです。寒い時期でも収穫可能なので、冬の食卓に新鮮なカブを取り入れることができます。